当初、本部・本店建物の設計は、大手の設計事務所でしたが、その後、交流もなく…。お付き合いが長く出来る、地元の設計事務所ということで依頼しております。

土田先生とは、昭和49 年10 月からのお付き合いですので、かれこれ37 年ほどになりますね。一支店のみ他の設計事務所でしたが、それ以外はすべて、土田先生とこですね。

第一印象は見たまま。誠実で筋が通っていた。所謂、仕事面では頑固、自分の理念をしっかり持っておられました。

私どもの意向をしっかり汲んで頂き、制度上必要なものも事前に教えて下さり素人には安心です。また、その都度、相談もして下さり内容も非常に分かりやすい。まあっ、あ・うんの呼吸というのでしょうか!支店建築設計の一番はお客様が使いやすい事です。それを知っていてくださる。

特に気に入っている建物は郡山市の桑野支店・須賀川市の駅前支店ですね。支店の広さも十分にありますし、私たちの意向をすべて反映して下さりました。私共は奇抜で、かけ離れた建物はやりません。

設置する地区での景観とマッチしたものを造っていきたいですね。
3.11 の震災時、本部・本店共に建物は全壊になりました。建物のガラスは割れ、家具は押さえていられない程の揺れがあり、水道管は破裂し、店内にはお客様がいましたが、職員の誘導により怪我人も被害も全くありませんでした。全壊した建物の出入口には、3 日間24 時間体制で職員が交代で警備にあたりました。寒く、燃料不足の車内でエアコンをつけて行いました。

翌日の12 日には、仮店舗の契約を済ませ、800 ㎏の金庫を4 名~ 8 名の職員で人力で運びました、これも火事場の馬鹿力というのでしょうかね。

とにかく、顧客情報確保のために不眠不休で動きました。原発の影響で、家族は他県へ避難しても、職員は全員残って、金庫のために勤めてくれました。また、土田先生に於いては震災直後に全支店の被害調査・点検をしていただきました。

来年7 月には、本部・本店の竣工とスムーズにオープン出来るのも土田先生のお陰です。また、地域の皆さまのご協力もあっての事です。これは私達の諸先輩がお客様と築き上げた絆のお陰です。

3.11 以降、「お客様に迷惑をかけない。お客様ありきの営業を進める!」このことを心におき、活動していく所存です。

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