この白方小学校は、まるで絵本にでも出てきそうな外観をしています。
これは、この設計を請け負う際、白方小学校の先生方と色々とざっくばらんにお話をしていた中で、「卒業しても子供たちが帰ってきたり、帰って来られなくても自慢が出来るような母校でありたい」という言葉をヒントに設計しています。
一面の田園の中に突如として現れる建物、印象的な三角形のエントランス、四角や三角が混じった校舎、そのどれもが絵本にでも出てきそうな形に仕上がっています。
さらに、この小学校は暗くなりライトアップされると、まわりに明かりが少ないことからも非常に幻想的に際立ちます。
それら、色々な効果のおかげで今となっては、通学している子供たちはもとより、そのご家族、他校の生徒やご両親たちからも「あの白方小学校」と呼ばれるほど、イメージが浸透しています。
結果、以前と比べ、卒業生が遊びに来たり、大人になってから、やはりこの小学校で勉強を教えたいと生徒が戻ってくることもあります。
これからも、町のシンボルとして、この小学校が子どもたちを育て、発展していく姿が浮かびます。