神さまのいる家われわれはどのような設計をさせていただく場合でも、依頼主様との綿密なコミュニケーションを取 らせていただき、その中から心に留まったものを形にするということを心がけています。

関根様は非常に信仰心が厚く、代々の先祖様を非常に大事にされているという話が印象的だったご依頼主様でした。
通常神棚は皆があまり行かない和室にぽっつりと置かれているケースも多いのですが、関根邸では家族が最も長い時間を過ごすリビングの上部に神棚を設けました。
こうすることで、自然と神棚が目に入ったり、その神棚を手入れしたり、拝んでいる姿を自然に見せることで家族みんなが先祖様を意識し、その意識が代々引き継がれていくであろうことを想定し、設計しました。

また、全体的にはモダンな造りにした外観にも、一部昔の禅寺を思わせるような丸窓をつけることで、神様とつながっているようなイメージを持たせています。
このような丸窓は、悟りの 窓ともいわれ、「禅と円通の心」を表し、円は大宇宙を表現するといわれています。

このような細かい配慮も関根様には非常に気に入っていただいたようです。

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