わたしたちが考える物造りとは

先人が築き上げてきた日本文化、伝統は私達の思想を超え、又、それを超える事は出来ないと考えています。
なぜなら、それは日本の風土が生んだ考え方や技術であり、デザインではなく生きるために必要であり、自然環境を考えた物造りであるからです。
しかし、現代では「良い素材」や「良い物」より「より便利」、「より簡素」という点が重視される事も多くなりました。
一方、わたしたちが考える豊かさとは、生活していく中で人の手と自然が加わる事で、初めて良い物に造り変わる事です。
例えば、革靴を長い間履きこんで磨かれた革は、味のある渋い靴にやがて変わります。
これはほんの一例ですが、靴も履いてみないと包み込まれるような心地よさが分からないのと同じで、わたしたちは、住んでからの居心地の良さや、かつての良さを重視した物造りをする事を心掛けています。
家という空間もただ人が居るだけの空間ではなく、物としていつまでもその人にあった磨き方をして頂けるよう、いつまでも大切に磨いていただけるよう。わたしたちは皆様と一緒に物造りができたらと願っております。自然の空気、樹木の香り、土の香り、太陽、そんな自然に力を借りて最も自然に近い状態の空間を造り上げるお手伝いが出来たらと思っております。
決して風土に逆らう事なく、風土を大切にそして景観との一体感に努めます。
皆様も自分にとっての居心地のよい空間を想像してみてください。

これからの土田建築設計事務所


弊社は、昭和55 年に開業設立してから30 年以上が経ちます。
公共的な仕事を中心に民間から街角のゴミステーションまで地元「すかがわ」に根付いた活動を展開して参りました。
このホームページを通じて、わたしたちの仕事を紹介させていただき、わたしたちの「歩み」、「主張」が少しでも皆様に伝われば幸いと存じます。
ここ福島は、2011 年3 月11 日に東北地方太平洋沖地震が発生し、様々な被害を受けました。
わたしたちは、地元福島の復興を願い、これまで以上に風土や文化を大切にした「地域開発」や「町おこし事業」そして「地球環境との共生」等わたしたちのこれまでの実績や経験で培われた技術を活用し、フレキシブルに対応すべく、所員一丸となって取り組む所存でおります。

代表取締役 土田 信雄

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